はじめてのソルトウォーターフィッシング・根魚 | Megabass - メガバス オンラインショップ

ターゲット魚種別に解説

根魚の釣り方

根魚とは

根魚はロックフィッシュとも呼ばれる、海中の障害物(根)の周りに好んで生息している魚の総称です。釣りのターゲットとしてはメバルやカサゴといった小型種をはじめ、クロソイやアイナメ、キジハタといった中~大型種がいます。
白身で食味が良い種類が多く、ルアーへの反応も良いことから身近な対象魚として古くから人気があり、近年は魚種によって釣り方も細分化されるなど注目されているターゲットです。
総じて回遊性はあまり高くなく、消波ブロックや海底の岩礁周りなどに縄張りを持ち、エサとなる小魚や甲殻類を捕食して生活しています。夜行性の種類が多いため、一般的によく釣れるのは夜間となりますが、障害物の周りを丁寧に狙えば日中でも釣ることができます。
種類によってベストシーズンも異なり、一言で根魚と言っても釣り方やタックルに大きな違いがあるのも特徴の一つです。 また、他の魚種と比較すると成長が遅く、繁殖力もそれほど高くない種類が多いので、釣り切ってしまうと数が激減してしまう可能性もあり、必要以上にキープしないようにするなどの配慮も必要です。

根魚が釣れる場所

根魚はその名の通り、身を隠せる障害物が多い環境を好むので、彼らを釣るのに適した場所は漁港のテトラ帯や磯場などです。こうした場所は根魚のエサとなる小魚や甲殻類も集まりやすく、活発に捕食を行います。根魚が好みそうな障害物を見つけたら、周辺をじっくり探ってみましょう。

漁港

漁港は根魚が潜む代表的な釣り場です。足場も良いので釣りがしやすく、常夜灯が設置されている場所では手軽に夜釣りも楽しめます。特に大型船が出入りする漁港は水深もあり、潮通しも良いのでベイトが豊富で、根魚が好む条件が揃っています。また、波風を防ぎやすいので、外洋が荒れて釣りにならないような時でも釣りができるのもメリットです。ただし、漁船や係留用のロープも多いので、ルアーをぶつけたり引っ掛けたりしないように注意しましょう。

消波ブロック

根魚のエサとなるエビやカニなどの甲殻類が豊富に生息している消波ブロック帯は、根魚の宝庫と言っても良いほどの好ポイントです。一般的に昼間は警戒心が高く釣りづらいと言われる根魚ですが、日中は消波ブロックの隙間に潜んでいる個体も多いため、それを狙う穴撃ちが非常に有効です。ポイントによっては比較的イージーに釣れてしまうこともありますが、消波ブロックに直接乗って釣りをするのは大変危険ですので、足場の良い堤防から届く範囲での釣りを推奨します。

磯場

岩礁で構成された磯場は地形変化に富んでおり、干潮時には干上がってしまうような浅場から20m以上の水深があるところまで様々。漁港や堤防にはない自然が作り出した根魚の住処と言えます。特に海藻が生えるような場所ではベイトも多く生息し、潮通しも良いため根魚以外の魚種も豊富です。また、漁港や消波ブロックと比べて釣り人が少ないため、ルアーにスレていない魚が多いのも特徴です。ただし非常に足場が悪く、海が荒れた場合は危険が伴う可能性もあるので注意が必要です。

根魚が釣れる時間帯

前述した通り根魚は夜行性の種類が圧倒的に多いので、日没以降が最も釣りやすい時間帯となります。しかし、昼間全く釣れないわけではなく釣り方次第では好釣果も期待できますので、時間に合わせた釣り方を解説します。

明け方の薄暗い時間帯は、根魚のエサとなるベイトも活発に動き出すので、警戒心が高い大型の個体も積極的に活動するタイミングです。思わぬ大物の可能性もあるので、パワーのあるタックルで挑みましょう。朝に限った話ではありませんが、根魚はルアーに食いつくと、自分の巣穴に戻ろうとするので一気に引き寄せましょう。一度巣穴に入ってしまうと釣り上げるのは困難なので、ある程度強引なファイトが重要です。完全に明るくなってしまうと極端にバイトが減るので、日が昇り切るまでが勝負と考えましょう。

日中

日中は根魚の警戒心が高まり、捕食も積極的ではないため1日を通して最も釣りづらい時間帯です。外敵から身を守るため、ストラクチャー(障害物)にタイトに身を寄せているので、地形変化をじっくり探ると釣果に結びつく可能性が高まります。また、光量が少ない曇りや雨の日は日中でもチャンスがあるので、積極的に狙っていきましょう。なお、ムラソイやハタ類などのように昼間でも活発に活動する種類もいるので、根魚の中でも狙う魚種を変えていくのも良いでしょう。

警戒心が高く日中にはあまり活動しなかった個体も、日が落ちれば貪欲に捕食行動を取り始めるので、夜は根魚のゴールデンタイムと言えます。日中と比べ根魚の行動範囲も広がるので、地形変化やストラクチャーがある周辺も広く探ってみましょう。常夜灯が設置された漁港などもベイトが集まりやすいので狙う価値があります。また、初めての釣り場などでは昼間の視界が良い時間帯に釣れそうなポイントに目星をつけ、夜になったら積極的に狙ってみると好釣果が期待できるでしょう。

根魚オススメタックル

根魚 ロッド

根魚は種類によって適したタックルが大きく変わります。ここでは、初心者でも比較的狙いやすいメバルやカサゴ、ソイなどに適したロッドを紹介します。なお、根魚ではありませんがクロダイ(チヌ)用のロッドも感度に優れるため根魚狙いに非常に使いやすく、万が一の大物にも余裕を持って対応できるパワーもあるので、選択の候補として考えて良いでしょう。

根魚 リール

根魚狙いに適したリールも根魚の種類によって変わります。メバルやカサゴといった比較的浅い水深でも狙える小型種には、軽量ルアーを扱いやすいスピニングリールが適しており、ソイやアイナメといった中~大型種には太いラインが使え、巻き上げるパワーの強いベイトリールが適しています。根魚狙いの場合は障害物の周りを狙うシーンが多いので、根ズレに強いフロロカーボンラインがおすすめです。スピニングリールはフロロカーボンラインの4~6LB(ポンド)を100mほど巻けるもの、ベイトリールはフロロカーボンライン10~16LB(ポンド)を80mほど巻けるものがおすすめです。

根魚 ルアー

根魚 ミノー ルアー

根魚 ミノー ルアー

小魚を模した形状で、根魚狙いに限らずルアーフィッシング全般で多用されるルアーの1つです。根魚の中でもメバルやムラソイに効果的なルアーで、あごの部分にリップと呼ばれるパーツがついており、この部分の形状や大きさでアクションや潜る深さが異なってきます。根魚狙いの場合は4~6cm前後の小型のものが好まれます。根魚が捕食しているベイトフィッシュの大きさに合わせてサイズを選びましょう。フローティング(浮くタイプ)とシンキング(沈むタイプ)があるので、釣り場の状況に合わせて使い分けるのが良いでしょう。

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根魚 シンキングペンシル ルアー

根魚 シンキングペンシル ルアー

シンキングペンシルは、まっすぐな形状でゆっくりと沈む小魚を模したルアーです。ただ巻きでフラフラと蛇行するようなアクションを見せ、弱った小魚のような動きを再現します。メバル狙いで特に有効なルアーの1つで、非常にナチュラルなアクションからルアーにスレた大型のメバルにも効果があり、ヒットすれば良型が期待できる場合も多いのが特徴です。ただし、アピール力は低めなので、広範囲を効率よく探りたい時や魚の居場所が特定しづらい状況では、他のルアーの使用をおすすめします。

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根魚 メタルバイブレーション ルアー

根魚 メタルバイブレーション ルアー

メタルバイブレーションはボディが金属のみで構成された高比重なルアーです。他のルアーより飛距離が出るため広範囲を効率よくサーチでき、アピール力も高めなので、魚が散らばってしまっている状況でも活躍します。中層のベイトを追っているメバルやムラソイに効果がある他、ボトム(海底)付近に多く生息するカサゴ狙いにも有効です。ボトムを中心に狙う場合は根掛かりを軽減するため、フックをダブルフックに交換すると良いでしょう。ただ巻きでも釣れますが、リフト&フォール(縦方向のアクション)が最も効果的です。沈下速度の速さからルアーにスレた根魚にも見切られにくく、日中の魚が見えるような状況ではサイトフィッシング(見えている魚を狙う釣り)にも多用されます。

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