メガバスシュリンプはSR-XサイクロンやライブXシリーズなどに存在するリアルなエビ系カラー。登場したのは2002年頃で、ちょうどメガバスが様々な塗装技術にチャレンジしていたタイミングである。全体の印象としてはイエロー系のクリアカラーだが、エビの生命感を表現するために色味の異なる8種以上の塗料を使用しており、部分的にIL（イリュージョン）塗装を施すことでリアルさを追求。さらに背中にはエビの触覚や関節のようなストライプ、リップにはエビの爪をイメージした精密塗装を入れるなど実に多くの工程を経て完成に至っている。ネーミングにメガバスの名を冠するだけあって非常に手の込んだ仕上がりとなっており、まさにメガバスの高い塗装技術を集約したようなカラーである。このカラーの使いどころとしてはマッディレイクのリップラップ、アシやガマなどの水生植物が絡むシャローフラットなどが候補に挙がる。春先から初夏にかけてのエビやザリガニといった甲殻類がメインベイトになりやすい季節、バスがボトムのベイトを意識している状況では必ずセレクトしたいカラーと言えるだろう。