‘90年初頭、伝説の鱒ブランドGREAT HUNTINGは、重心移動機構を搭載した世界最薄のトラウトミノー「GH70」をはじめ、世界初の60mmを切ったインジェクションミノー「GH55」をリリース、日本のトラウト市場を席巻しました。
なお、それらは、伊東由樹が天竜川のサツキマスを釣るために特化したスペックとしてデザインされたものだったという徹底したこだわりぶりが多くのネイティブトラウトファンの心を捉えました。20数年の時を経て、いよいよGREAT HUNTINGが新世代スペックを身に纏い、まったく新しいネイティブトラウトフィッシングを創造するために覚醒します。
ネイティブトラウトと対峙するのは、美しき渓流を擁する渓谷へのコンタクトからはじまります。時として過酷なクライミングも要求される桃源郷へのアタックは、アスリートたちのチャレンジスピリッツとアジリティスキルの解放を駆り立てるものです。
深山に分け入り頂を目指し、そこにたどり着く過程で出会う美しき鱒族は、標高400m以下の清流では、サクラマス、サツキマス、道内ではレインボー、ブラウンなど大型鱒族が生息するストリームゲームの醍醐味があります。
標高400m(※本州関東以西)を超えると、山女魚(ヤマメ)、西日本エリアではアマゴの棲息圏でゲームが展開でき、OVER1000(オーバーサウザンド)と私達が呼ぶ標高1000mを目指す遡行ルートの過程では、野性味あふれる巨大岩魚(イワナ)との出会いにアングラーの胸は高まります。
新世代のネイティブトラウトファクトリー「GREAT HUNTING」のエヴァンジェリスト「伝道師」として名乗りを上げたのは、野生の鱒族に魅了された生粋のアスリートであり、過酷なフリークライミングをものともしない山岳渓谷におけるエキスパートコンタクティ、福山正和です。
福山は、山岳渓谷におけるネイティブトラウトゲームのスペシャリストであるだけでなく、JSBAハーフパイプでは全日本選手権を制し、スノーボードX-TRIAL JAMでは、世界トップレベルのボーダーを相手に好成績を残すなどプロのアスリートとして活躍してきました。一方で福山は、ファッション界でもクリエイターとして活躍し、彼ならではのセンシティビリティを新生GREAT HUNTINGで大いに発揮しています。美しい道具には、卓越した機能が宿る。そして、それが感動を呼び覚ます。GREAT HUNTINGのギアには、彼のアスリートとしての経験に基づく信念と想いが熱く込められています。
ネイティブトラウトゲーマーのヤングジェネレーションとして、道内のエキスパートアングラー達からリスペクトされる永嶋佑基もスノーボーダーのトップアスリートとして数々の好戦績を刻んできた傍らで、長年に渡り道内のワイルドトラウトと対峙してきました。
ビッグトラウトの棲息圏に果敢にコンタクトし、巨大なネイティブと堂々と渡り合う卓越したアジリティは、生粋のアスリートとしての片鱗を伺わせるもので、福山と共に新たなGREAT HUNTINGの世界観を大いに広げてくれるものです。長島は、自らルアービルドもこなし、シケーダパターンを深化させるべく、トップウォーターによる新たなアプローチへの挑戦や卓越したミノーテクニックによるモンスタートラウトゲームを展開するなど、新世代のネイティブトラウトゲームを提唱するGREAT HUNTINGの伝道師であり、革新者といえます。
こうして、卓越したアスリート能力を有する2人の偉大なるネイティブトラウトスペシャリストを「ロジカルエンジニアリング」と「エモーショナルデザイン」でサポートするのが、第一期GREAT HUNTINGの創始者であり、ジャパングッドデザインアワードにおいてフィッシング&アウトドア部門最多受賞者である伊東由樹です。伊東が手掛けたフィッシングデザインは、メガバスをはじめ国内外の多様なフィッシングブランドと膨大な製品アイテム数に及びます。
新たに覚醒したGREAT HUNTINGファクトリーのロッドのエルゴノミックエンジニアリングと天然素材選定に及ぶ意匠設計をはじめ、野生化した鱒族の生態研究成果をフィードバックしたNEWルアーの提案、往年の実績ある名作ルアーの再設計・生産プロダクツラインの復興を担当。また、スポーツドッグアスリート界とフィッシングの世界で高い評価を得ている伊東独自の動物行動学理論は、野生鱒族に対する斬新なアプローチ・パターンを生み出し、トラウトゲームのメソッドとタックルを大いに進化させるものです。
新世紀のネイティブトラウトゲームファクトリー、GREAT HUNTINGは、これまでのトラウトゲームを根底から変える、革新的なゲート[扉]なのです。