マットカバーの最終兵器「PONY FROG」&「PONY GABOT」でフロッグゲーム
2017.11.24
本格的な水温上昇に伴い、ブラックバスの活性も日増しに高まる夏のフィールド。
スポーニングから回復した大型が動くこの季節は、トップウォーターゲーム最大の好機だ。
そのなかでもひと際エキサイティングかつマニアックなのがフロッグパターン。
水面を覆い尽くすカバーを果敢に攻めて、ビッグバスを誘い出す快感は、ほかの釣りでは味わえないものだ。
今回はメガバスが誇るマットカバーの最終兵器を紹介しよう。
●フロッグゲームの魅力
フロッグ最大のアドバンテージはスナッグレス性の高さ。難攻不落のマットカバーをはじめ、通常のトップウォータープラグでは手に負えないポイントにも、ガンガン投げ込んでいけることだろう。攻めにくく、プレッシャーの低いポイントには大型が潜んでいることが多く、特大サイズを狙えることもその魅力に拍車をかける。炎天下の野池で、あるいはビッグレイクで、ほかのルアーでは絶対に手を出せないポイントからデカバスを豪快に引きずり出す。そんなパワーゲームこそフロッグゲームの真骨頂だ。
●フロッグが活躍するシーズン
文字通り“フロッグ=カエル”と定義するなら、シーズンはカエルが出る晩春から秋口までに限定されるが、カエルにこだわらず“ハードカバーに投入できるルアー”として使うなら、活躍の期間は想像以上に長い。実際、フロッグ系ルアーはときに小魚であったり、落下昆虫であったり、あるいは正体不明の生物であったりと、いろいろなベイトを演じることが可能。マットカバー以外でも、ブッシュやアシ、オーバーハングなどが存在し、バスが水面のルアーに反応する状況であったら、迷わずフロッグを投入してみたい。
●メガバスフロッグのキモ
カバーをかわすスナッグレス性があること、ドッグウォークアクションを出しやすいことは当然として、メガバスがフロッグに課す絶対条件は、フッキング性能に優れていること。そのためボディは適度なつぶれやすさ(柔らかさ)を追求し、フックも細軸で、かつ針先の角度を最適に設定するなど、フッキング率UPの対策が随所に施されている。フロッグのサイズを選ぶ際も、バスの口に吸いこまれやすく、より確実なフッキングを行なえるよう、ポイントに届く限り小さいシルエットのものを選ぶのが基本。メガバスではこの点も考慮して、全体のフォルムとボリュームを決めている。アクション面では移動距離を抑えたテーブルターンを重視。一か所で首を振るネチネチとしたドッグウォークは、虫パターンとしても絶大な効果を発揮する。
●ガボットとフロッグ、そしてピボット
現在メガバスのフロッグは、①PONY FROG(ポニーフロッグ) 、②PONY GABOT(ポニーガボット)、PONY GABOT Jr.(ポニーガボット Jr.)の3タイプ。それぞれの特徴を記しておくと、PONY GABOT(ポニーガボット)はポッパーフロッグタイプでアピール力の強さが自慢。サウンドとスプラッシュでバスを引き寄せる。また一般的にポッパーフロッグはカップ部の形状がフッキングを妨げる傾向があるが、ガボットは下アゴの突起をなくして紡錘形に近いデザインとし、その問題をクリアしている。
PONY FROG(ポニーフロッグ)はガボットに比べるとスレンダーなフォルムで、よりフィネスなフロッグゲームを得意とするルアー。ガボットほど派手なポップサウンドはないが、ナチュラルにカバーの上を動いてバスを誘う。ボリューム感は控えめで、細いノーズも相まってバスの口に吸いこまれやすい。
また、フロッグタイプではないが、中空ソフトボディつながりでは③PIVOT(ピボット)も要注目のルアーだ。ピボットはいわば、リアルフィッシュデザインのスナッグレス・ソフトペンシル。マンメイドストラクチャーの陰やオーバーハングの下など、通常のペンシルベイトでは打ち込めない空間も気にせず攻めていける。ガボット、フロッグ、ピボットの3タイプを使い分けて、カバーゲームをエキサイティングに楽しんでしまおう。
■PONY FROG(ポニーフロッグ)のここがすごい!
①ポニーテールスカート
馬の尾の形を模したスカートは、テールの着水面を軽減化。ドッグウォークを妨げることなく、ワンテンポ遅れて追従。バイトチャンスをメイクする。
②バルーンスロート
ヘッドの下にポッコリ飛び出した鳴き袋が、ドッグウォークの際にスプラッシュを発生。ビッグバスのバイトを誘う。
③フックスリット
フッキング性能を追求した特殊形状のスリットをボディに配置。驚異のフッキング率を達成。
④デルタウェイト
特殊な形状に設計されたウェイトをフックの間に配置。つぶれたときのフッキングを妨げることなくテーブルターンアクションを実現。
■PONY GABOT(ポニーガボット)のここがすごい!
①カタマランマウス
フックセットの妨げになるオーバーロールを抑えたドッグウォークを実現。
②オリジナルフック
フローティングカバーをかわし、高確率でフッキングに持ち込むためのデザイン。ウェイト部にはリングを設置。ブレードチューンなどのカスタマイズに対応。
③ポニーテールスカート
馬の尾の形を模したスカートは、テールの水面接触抵抗を軽減し、ドッグウォークを妨げることなくワンテンポ遅れて追従。バイトチャンスをメイクする。
■PIVOT(ピボット)のここがすごい!
①アクション
スリムボディが効率よく水を逃がし、軽快なテーブルターンを披露。オープンウォーターでもしっかりとアピールする。
②リアルソフトボディ
ベイトフィッシュライクなソフトボディが、喰わせのナチュラルサイレントアピールを実現。
③オリジナルダブルフック
専用設計のオリジナルフックにより、高いフッキング率と高次元のスナッグレス性能を実現。
>>>[メガバス公式サイト『DIG UP THE MEGABASS』より]