トップもボトムもメガバスにお任せ!チヌゲームの基本ルアーセレクト
2017.11.17
港湾、磯、干潟などを舞台に、繊細かつ豪快な駆け引きを楽しませてくれるチヌ(クロダイ)。
チヌの食性は幅広く、エビ、カニなどの甲殻類を主に小魚、多毛類(ゴカイ、イソメ)、貝類と多岐に渡る。
浜名湖では盛夏の一時期、近隣の林から飛来するセミを捕食することも知られており、
メガバス社CEOの伊東由樹は、いわゆる虫パターンとしてのポッパーゲームを古くから実践していたという。
チヌを釣る際にはそうしたベイトの傾向や時間帯を考慮し、その場に合ったルアーをチョイスすることがヒットへの近道なのだ。主なゲームパターンは次の通り。
■トップウォーターゲーム
メガバスでは元祖・クロダイポッパーのPOPX SW(ポップX SW)、BABY POPX SW(ベビーポップX SW)を経て、現在はチヌ専用に開発された①POPPING DUCK(ポッピング ダック) を展開中。
また、淡路島ではペンシルベイトの②GIANT DOG-X(ジャイアント ドッグX)もチヌ用トップとして実績がある。
いずれもチヌの好むアクション、スプラッシュ、ポップ音を装備しており、誰もが手軽にチヌゲームの興奮を味わうことが可能だ。
また、nadaからはペンシルベイトの③CROW(クロウ)、シングルスイッシャーの④SETTER(セッター)も参戦、あらゆるシーンに対応する鉄壁の対チヌ・トップウォータープラグを用意している。
▼キビレとマチヌの違い
キビレとマチヌは性格が異なる。キビレはルアーへの好奇心が強く、チェイスやバイトも多い。特にルアーにアタックしてきた時にはビックリアワセなどしがちだが、あわてずロッドに重みが乗るまでフッキングしないこと。また、同じ魚でバイト1回とはかぎらない。経験からはおおよそ3回まではバイトチャンスがあるので、いかに冷静に釣りができるかがキーである。 一方マチヌはイワシなどのベイトがいるとルアーへの反応がすごくよくなる。 キビレと比べ、ルアーをよく見てバイトしてくることが多いので、アプローチは丁寧に、めりはりをつけたアクション(食わせの間など入れる)が釣果UPにつながる。
▼トップゲームの出しどころ&裏ワザ
キビレの場合は水はクリアで晴天ピーカン潮止まり。一見ソルトシーンにおいては釣りにはむかないタイミングといえるかもしれないが、意外に潮止まり時はチャンスである。活発にエサを追うような状況より、浮いてなんもしていないような状況の方がトップに反応しやすい気がする。こればかりは地域性が大きくでるので、なんともいえない部分も正直ある。また、マチヌは冒頭にもお伝えしたようにイワシなどのベイトの存在が大きい。そのためイワシの回遊などがあればチャンスと考えていい。
■クランキング
チヌがボトムのベイトを捕食しているときや、ナイトゲームでは、クランクベイトタイプのルアーでボトムを小突く釣りが面白い。
甲殻類やハゼなどをイメージしてボトムをトレースするのだが、砂地ならまだしも岩や牡蠣殻が点在するポイントでは根掛かりが待っている。
そこで登場するのがクロダイ専用小型クランク・PICUS(ピークス)だ。一口サイズのボディに長いリップ、テールのワンフックという仕様はスナッグレス効果抜群。
低重心・スローシンキングの比重も相まって、足場の高いポイントでもしっかりボトムを攻めきることが可能だ。
▼クランキングの注意点
ピークスが一番活躍するであろうポイントはズバリ、濁りとハードボトムがリンクするところ。普段、チヌジグなどで釣っているようなポイントで雨後の濁りの潮の動くタイミングに入り、ピークスで広範囲にサーチすれば活性の高い個体から反応してくるだろう。また根掛かりした場合は、ハズした瞬間にバイトチャンスがくることも多々あるので、注意しておこう。
■フォーリング
比較的水深のあるポイントで、壁際のエグレや杭など縦のストラクチャーを攻めるときは、スピンテールジグのフォーリングが強い。
そんな時はVIZLA(ビズラ)の出番となる。ジグヘッドにタコベイト、そしてブレードが下につくユニークな形状で、引いても落としてもチヌを誘える。
橋脚のような独立したストラクチャー周りではフォーリングで落下するカラス貝等を模し、もっと広範囲に探るならリフト&フォールやリトリーブ。発売以来、大型の実績が高いルアーだ。
▼VIZLA(ビズラ)の有効活用&チューニング
表層のCROW(クロウ)、SETTER(セッター)、ボトムにCHINU JIG(チヌジグ)とくれば、中層のVIZLA(ビズラ)。VIZLA(ビズラ)はボトムよりやや上の層を引くのにも適している。根掛かり多発の牡蠣殻ポイントなどでも有効である。ブレードとタコベイトのアピールは好奇心旺盛なチヌを狂わす。また、ワイヤーとタコベイトの先に瞬間接着剤を1滴たらすことで、安定したスイミングアクションをする。フォールメインの釣りであればオススメのチューンである。
■ボトムゲーム
トップにもクランクにもビズラにも反応がなかったら、思い切ってボトムをネチネチとスローに攻めてみよう。
このとき頼りになるのがCHINU JIG(チヌジグ)だ。CHINU JIG(チヌジグ)はシルエットの大きな樹脂ボディで岩の隙間に入りにくく、根掛かりを気にせずボトムをトレースできるルアー。
使い方の基本はフォール、リフト&フォール、ズル引きの3パターン。チヌの姿が見えているなら、砂煙を上げながらの一点シェイクも効果的だ。
▼CHINU JIG(チヌジグ)のセッティング
大前提としてトレーラーにワームを装着することをオススメする。これはフックを上向きにして安定させるのと、アピール力アップのためである。甲殻類を意識したクロー系のBOTTLE SHRIMP(ボトルシュリンプ)2.4inなどがオススメ。
飛距離とアピール力で釣果をアップすること間違いなしである。また、ブラックベースカラーが基本ではあるが、クリアな水域であればレッドやピンクブラウン系のカラーにバイトが集中することが多々あるので、カラーはサイズ違いで3色は用意するといいでしょう。
>>>[メガバス公式サイト『DIG UP THE MEGABASS』より]
Megabass POPPING DUCK LINE UP
Megabass GIANT DOG-X LINE UP