限定製作 | 初代DEEP-X | Megabass - メガバス オンラインショップ

’94年
DEEP-X200・201 セントラルPROAMリーダーズインプロディビジョン 優勝(日本製ルアー初)
’94年
DEEP-X200 セントラルPROAM 優勝(ランディ・ブロウキャット)
’96年
DEEP-X200 米ビッグバストーナメント決勝大会 準優勝(日本製ルアー初)
’96年
DEEP-X200 B.A.S.S. メガバックストーナメント 第3位(ランディ・ブロウキャット)
’97年
DEEP-X100 DEEP-X200 B.A.S.S. K-MARTメリーランド州TOP100ポトマックリバー2nd-day 1位 準優勝
’97年
DEEP-X100 JBワールドプロシリーズ八郎潟戦 第5位
’97年
DEEP-X200 JBイースタンプロトーナメント琵琶湖 第1戦 準優勝(川越忠之)
’97年
DEEP-X200 JBプロトーナメント琵琶湖 第2戦 第9位(坂井健二)
’98年
DEEP-X200 JBマスターズプロシリーズ河口湖 第6戦 第5位(寺島俊明)
’99年
DEEP-X200 B.A.S.S. BASSMASTERS INVITATIONAL CIRCUIT CENTRAL-DIVISION 第4戦 第8位(ランディ・ブロウキャット)
’93年 誕生・DEEP-X200
’94年 米国ザ・リーダーズインセントラルバストーナメント 優勝
’96年 メガバス、メガバックスへ再上陸!
’97年 Kmart BASSMASTER TOP100準優勝!

自著「鬼手仏心 魚を獲って暮らす生き方に学ぶライフデザイニング」(地球丸刊)やバサー誌連載「ジャパンオリジナル」などでも度々披露しているとおり、当時、開発に行き詰まり、もがき苦しみながら連日行っていたフィールドテスト中の事故によって偶然出現した「神の設計図」から、初代DEEP-Xシリーズに搭載された特許技術「多目的重心移動概念PAT.」が生まれている。

それを搭載した初代DEEP-X(プロトタイプ)は無敵に思えた。琵琶湖の長浜、沖ノ島界隈、対岸の湖西エリアをはじめ、南湖、西の湖を引き倒し、余裕で三桁に及ぶバスを釣った。「バスは60cm以上にならない」という可笑しな人も当時いて(笑)、なかなか信じてもらえなかったが、あと数ミリで60cmというビッグサイズもプロトタイプで釣っている。プロトを池原ダムにも持ち込み、本当によく釣りまくった。

当時、アメリカではセントラルPROAMトーナメントが開催され、そこへ乗り込もうと考えていた。シーズンインしたら一緒に参戦を企てていたランディ・ブロウキャットにDEEP-Xの凄さを説明するため私は渡米し、早春のスプリングフィールドへと向かった。 ランディと待ち合わせたのは、堅い岩場の段々畑のようなショアラインが特徴的なテーブルロックレイクだ。しかし、真冬のような寒波の真っただ中で、段々畑状の岩場は積雪で真っ白な垂直岩盤にしか見えず、ボートランプで雪おろしをしながらランディのレンジャーを整備し、やっとの思いで早朝気温がマイナスの湖上に出た。私たちのロッドはキャストのたびにガイド部分に氷幕が張る、凍てつく寒さだった。 結果から言うと、当時モデル末期となっていたBait-Xをカウントダウンにチューニングした実験モデルとDEEP-Xは、白銀のテーブルロックレイクから奇跡のような釣果を叩き出している。

意気揚々と日本に帰国し、成田から浜松へと帰る前、私は霞ヶ浦へ寄った。創業時にフィールドテストで散々お世話になった新利根川の松屋さんから船を借り、スノヤワラ界隈までをDEEP-Xで釣り倒すためだ。 結果は、まるでダメだった。作り直すことにした。 これまでプロトタイプが活躍していたのは、琵琶湖も池原もテーブルロックも深場の岩盤、ハードボトムでのタッチングやウィードボトムの中層エリアだった。 霞ヶ浦は、泥質でところどころに腐食した葦が横になって沈下して堆積する地質のボトムがあることを、後日本社から持ち込んだ水中カメラによる調査で突き止めた。ボトムタッチングの際、こうした沈下した繊維質の腐食物(枯れ葦が堆積した腐食沈殿物)をリップがえぐって拾ってしまい、その一瞬のみ、瞬間的にアクションのピッチが消滅することが、ダメとした原因だ。

どんより気分で浜松の本社工場に戻った私は、DEEP-X200の内部構造を再構築し、霞のシャローでボトムタッチ時のダートやスライドでボディが横倒しになった一瞬のみ、重心がアクション軸上から大きく分離しそうになるのを抑制するため、あれこれ試し、BLH(バランサーロックホルダーPAT.2)を着想し、多目的重心移動概念に加味することとした。従前の特許事項に新たな請求事項を追加し、ファイナルプロトを再度作成した。そこから私の霞ヶ浦通いがはじまった。 浜松から往復する日々が続き、ファイナルといいつつもその後5回ほど最後の最後という仕様へと煮詰めて進展させている。さらにDEEP-Xは発売後もリップのオフセット角も含めて、最終的には重心素材の変更による低重心化(タングステンを使用:DEEP-X200T)など、メガバスルアーの常ともいえるアップグレードをしている。 当時は、「関東のシャローでディープクランクなんか使いませんよ」とも言われていた。それよりも当時試作中だったグリフォンを待望する声の方が大きかったが、私はどこでも使える(いかなる深度や環境でも)唯一無二のクランクを作りたかったのだ。

理想への追求は執拗に続けられ、アップデートが重ねられた。わたしにとってDEEP-X200は、単なるクランクのディープダイバーという存在では括れない存在となり、早明浦ダムでは待望の60cmオーバーを釣り、釣行ドキュメンタリーの「X-BITESステージ1」(VHS)や「MISSION-X」(DVD)でも行き詰った状況を大きく変えるドラマティックな釣果を何度も叩き出してくれた。 理想を追求し、開発思想を「DEEP―DIVE」させてきたことから、DEEP-Xと名付けている。単なるディープダイビングクランクではないことは現在のLBO搭載モデルにも受け継がれている。

DEEP-X100は、シャロー、ミッド、ディープとレンジを選ばないオールマイティな活躍が人気の秘密。キレのいいローリングアクションを発生し、グリフォンシリーズのワイドウォブルとは異なる水流の攪拌を生み出し、ボトムや障害物接触時にシャープなヒラウチを引き起こすリアクションベイトです。200同様、流れ川でも確実にボトムに食い付き、正確に泳ぎきる卓越したバランスは、激流のリバーバッシングにおいても密かなシークレットとして愛用するアングラーの数は少なくありません。特筆すべき優れたスナッグレス性能は、シャローボトムでの根がかりを激減させ、攻めのクランキングを確立しています。

DEEP-X200Tは、最大水深4.2mからシャローの1.5mレンジまでのビッグフィッシュにとって脅威となるクランクベイトに成長しました。
バイブレーションプラグのようなタイトなバイブレーションを発生し、シャローボトムでも使えてしまう卓越したスナッグレス効果は、もはや「ディープ」クランクとしてレンジを限定して呼ぶことをためらってしまう、クランクベイトのジャンルを突き抜けたバーサタイルシャイナーと言ってもよいでしょう。卓越したフッキング性能によるポイントゲッターとして、バスマスタークラシックやFLWなど、USAメジャートナメントでも快進撃を続けています。
さらに重心マスの集中化によって多目的重心移動(PAT.)の効果をさらに引き出すために専用開発したメガバス独自の高比重タングステンウエイトを搭載しています。

Megabass Pro staff 河辺 裕和

DEEP-X との出会いは20年以上前、それ以降ここぞという所で結果を出してくれている僕のお気に入りルアーだ。
色んな場所、色んなシチュエーションで釣ってきたが、思い出に残ってるのはTVロケで行った桧原湖だった。当時の桧原湖のアベレージサイズは500〜600gで1kgUPを釣るのはかなり難しかった。その日はワームでアベレージサイズは何とか釣ったが本数も伸びないしイマイチな感じだった。
ロケも最後に差し掛かり風も強くなったので桧原湖ではほとんど試していなかったクランクベイトを試してみようと思いDEEP-X200をセット。風が吹いたら波動系ルアーは効果的だが、 クリアレイクでしかも相手はスモールマウス。これまでのラージマウス戦のクリアレイクでも結果を残してきたDEEP-Xだが、果たしてどうなんだ? 檜原湖は水深もありボトムをノックするのは難しい。
キャストして数投、ガツンとひったくるようなバイトで強烈な走り、何じゃこりゃ?
上がって来たのは1,000gオーバーのビッグスモール。興奮冷めやらぬその数投後、またまた更にビッグな自己新クラスのスモール君。いや〜痺れた。
そもそもクランクベイトは風や濁りなどバスの警戒心が薄くなる時が出しどころだが、どうしてもクリアレイクだと今一歩の所で見切られる感がある。しかしDEEP-Xはクリアレイクでも、いやクリアレイクこそ本領発揮してくるルアーとして僕は位置付けている。
特にお気に入りは初代DEEP-Xで、潜らせて行くと多目的重心移動システムが作動し、重心がイレギュラーに移動する事でバイトを誘発させるのだった。画期的だったな〜
現在のDEEP-X LBOはとても良く出来ていて、よく飛ぶ、素早く潜る、正確な波動を出してくれる、誰でも使えるこれ以上ない出来の超優等生。もちろんよく釣れるし良く使う。特にカバー周りではイレギュラーなアクションが無いから、変な根掛かりが少ないので使いやすい。
だがクリアレイクでは後ろに付いた後に見切る奴らがいる。そんな時に初代DEEP-Xのイレギュラーな動きが効果的。ルアーが見えててバスのスイッチを入れるのは出来るが、見えない水深だと難しい。
そんな時、僕は初代DEEP-Xを使っていた。そう過去型。数年前に最後の1つをロストしてしまったのだ。
ところが再販するって言うじゃないですか。
メガバスさん、たくさん下さい! (^^)

Megabass Pro staff 小森 嗣彦

DEEP-X 200は深く潜るクランクベイトながらシャッドの様なそのシルエットで登場当時から圧倒な存在感でした。長いリップによりキャスト後にプロダクティブゾーンをいち早くとらえることができ、早巻による強いロールアクションでリアクションバイトを誘発したり、あるいはスローに巻いて引き寄せたバスをシルエットで食わせたり、テクニカルに特許機構の多目的重心移動のシステムを利用し、トゥイッチングによるミノーのジャークのような動きをディープで演出し、ボトムに当てなくてもヒラを打たせたり、エスケープアクションを演出したり、バスに食うタイミングとスイッチを入れさせることができる唯一無二の存在です。実績はここでは語りつくせないほど多くのドラマと思い出があります。
DEEP-X 100は200の小型サイズというより全く別のルアーとして私は考えています。障害物の回避能力に非常に長けているため、2mより浅いテトラや杭、立ち木などのストラクチャーに対して大胆に使うことができるのがこのルアーの長所です。ストラクチャーに当たったあと、転がるように水中をアクションする場面で私はこれまで多くのバイトに遭遇してきました。霞ケ浦、利根川では今でももちろん外せないルアーです。
200,100ともに現行はLBO(LINEAR BEARING OSCILLATOR)を搭載モデルへと、さらなる進化を遂げていますが、こちらはアングラーの意図と直結しているかのようなダイレクトな操作フィールによる中層での精緻なリアクション誘発などが得意で、それぞれの長所を伸ばした存在として私は使い分けています。ともあれ競技者の間ではシークレットな存在だった初代DEEP-X100,200の年間限定製作を聞いたときはオォォーと声を上げて喜びと驚きが隠せませんでした。

全世界で大ヒット中、長きに渡りクランクベイトのベンチマークであり続けるディープXが進化。
LBOⅡ(リニアベアリングオシレーターPAT.)を搭載し、さらにダウンサイジングされたコンパクトなボディでより深く潜行。最大深度を維持したプロダクティブゾーンを大幅に拡大させています。
LBOⅡと最新のハイドロダイナミクスボディが、アングラーのリトリーブと直結した途絶えることのない「ダイレクタビリティ・アクション」を発生させます。
アクションのロール軸とシンクロさせたLBOⅡのDEEP-X独自のウエイトバランシングは、卓越した障害物回避性能とボトム接触時による優れたスタビリティを発揮しながら、動き出しに一切のタイムラグが生じない「直感クランキング」がバイト誘発のチャンスを大幅に拡大させています。
スーパーシャローからディープまでの広域レンジをストレスなく高次元に泳ぎきる、バーサタイル・クランクベイトです。

これまでの概念を覆す全く新しい重心移動システム「L.B.OⅡ」は、マイクロのボールベアリングを無限ループ配列して満載したブッシュが、シャフトレスの状態でボディ内部をリニアに移動。摩擦抵抗を極限まで排除することで瞬時の移動を可能にし、キャスティング時の重心始動瞬発力を劇的に向上させるとともに泳ぎはじめのタイムラグをも解消。
リトリーブ開始と同時に泳ぎだす脅威のアクションレスポンスを実現しました。また、これまでの重心移動機構の課題であった重点の拡散を解決したことで飛行時のブレやキャスティングパワーのロスを低減し、従来比で20%以上もの飛距離アップを達成。強力なネオジム磁界がもたらすキャスティング時の慣性インパクトが推進ベクトルを強力に加速化。誰もが躊躇するアゲンストの爆風のなかでさえロングアプローチを実現。キャスティング精度においても飛躍的な進化を遂げています。なお、耐久性については1億回以上のキャストにも耐える世界最高水準をマーク。タフな条件になるほど真価を発揮する次世代の重心瞬間移動機構「L.B.OⅡ」は、ハイレベルなゲームを標榜するアングラーにとって大きなアドバンテージとなるでしょう。