LAIHAテクノロジーパフォーマンスインプレッション|Under_The_Same_Sky_20191103さん | Megabass - メガバス オンラインショップ
新技術テスターインプレッション

テクノロジーパフォーマンス(1期)インプレッション【Under_The_Same_Sky_20191103さん】

インプレッション機種
DESTROYER LAIHA F3.1/2-66XL
LAIHAを使用してみて全体的な印象(使用感)
デリバリーされたロッドを手にした第一印象は、軽い、思っていたよりブランクスのバット部分が太い、グリップのコルク部分が短い、というものだった。厳冬期のデリバリーだった為、先ずはマスの管釣りで使用感を試し、ついで何度かバスフィールドに釣行した。全体的な印象としては、その名前の通り、1/2 oz 程度までのルアーやリグの使用において、巻物、底物の両面に求められる機能を高次元に両立している。特に、感度の点で、泥か落ち葉か石かといった底質の違いを明確に感じ取れるのは、特筆に値する。単に小さなバイトを感じ取れるだけでなく、根掛かり回避に大いに役立った。一方で、グリップのデザインに少々問題があり、手の大きな人間が扱う場合、グリップエンドが短すぎてキャスト時にロッドがブレてしまい、アキュラシーの点で課題が浮き彫りになった。
ブランクスの感度やトルク感
感度は非常に良い。底物では底質の違いを感じ取れるし、巻物においても、底石に軽くヒットしたのかキスバイトなのかの違いを感じ取ることが出来た。トルクに関しては、1/2oz 程度のディープクランクやスピナベでもトルク負けする事は無かった。まだ大きい奴を掛けていないので、ビックフィッシュとのファイト時のトルクに関しては不明。
ガイドセッティング
ガイドセッティングは問題ない。最近定番のスモールガイドなので仕方ないのであるが、厳冬期はガイドの水滴が頻繁に凍り付き、閉口した。
グリップの位置や長さ
セパレートまで含めたグリップ長は問題ないが、メインのコルク部分が少々短く、手の大きな私にとっては、シングルハンドでのキャスト時にロッドがブレてしまい、アキュラシー性に問題があった。無意識に手のひらの付け根部分に力を入れてロッドを押さえ付けようとするので、連投すると手のひらが痛くなる。ダブルハンドでのキャストでは問題は無かった。個人的には、もう少しメイングリップのエンドを長くし、できれば、F5-66XTHP 等で採用していた、返し?引っかかり?のあるグリップエンドにして頂けると、実用面でも見た目のかっこよさでも、より満足できるロッドに仕上がると思う。
その他自由回答欄
リールをシートに固定する際のスクリュー部分の形状が、丁度親指の腹が収まるような窪みを形成しており、しっかりと締め込みやすく、特に冬のかじかんだ手でもしっかりとリールを固定することが出来た。
エボルジオンシリーズの登場以来、メガバスのロッドは、やや派手めな色使いのものが多くなった印象がある。それがより多くのメガバスファンの望みならば仕方がないが、個人的には、THP以前のデストロイヤーの様な大人し目なデザインの方が好みなので、LHAIHA のデザインは気に入っている。私はこれまでに3本のアームズチャレンジを購入しているが、私にとって、アームズチャレンジの最大の魅力はデザインにある。ですので、今後もアームズチャレンジの受注販売を続けて欲しい。ちょっと高価なので頻繁には買えないが、ボーナスが出たら1本といった感じで購入して行きたい。また、アームズチャレンジの受注生産が可能である事を知らないファンもいるかと思う。私自身、アームズチャレンジのデビュー時に1本購入し、販売期間終了後はもう二度と手に入らないと諦めていたが、受注生産可能というメールが届いて小躍りした経験がある。新しいものが出来たら古いものはやめてしまう、といった事でなく、古いものでも良いものは売り続ける、といったメガバスイズムに私は共感している。ぜひ、アームズチャレンジの受注生産も継続し、その事実を知らないファンに広く知らせる方策を採って欲しい。そして、素晴らしいロッドやリール、ルアー達を生み出して頂いて、本当にありがとうございます。